皆の日常


氷帝テニス部の座談会



[--] 座談会を始める前に、まず今日の出席者を確認します。ひとりずつ自己紹介をどうぞ。

 「氷帝学園3年、跡部景吾だ」
 「氷帝学園2年、樺地宗弘……です」
 「3年の忍足侑士です……っちゅうか、1人ずつとかなんやめんどいな。こんなんしとったらジロー寝るんとちゃう?」
 「ええー何〜?俺ちゃんと起きてるC〜」
 「今起きてても何時寝るか分かんねぇだろお前は」
 「もういいじゃん、テニス部レギュラーメンバーって言っちまえばよくね?あ、あとマネもどきのな」
 「しっ!岳人、その言い方はあかん。厳密にはレギュラーちゃうヤツもおるんやで……もうちょい考えたり」
 「思い切り聞こえてますよ。というか今、態々聞こえる程度の大きさで言ったでしょう。アンタこそ考えて下さい」
 「ああ、そういや日吉ってまだ準レギュなんだっけ。一緒に試合とか出たし忘れてたわ。頑張れよなぁ日吉!」
 「アンタら2人とも本当にぶっ飛ばしますよ」
 「駄目だよ、日吉。先輩なんだし、もうちょっと穏便に……」
 「ああ、うん、まあ……そういう感じで、私とテニス部の方々です。どうぞよろしく」



[01] 今日のテーマは「このメンバーで家族を作るとしたら」ですが、まずはそれぞれのポジションを各々の性格などから決めて下さい。(父・母・長男・ペット.など)理由もお願いします。

 「とりあえずは妹だよな」
 「あー、まあ、妹だろうなぁ」
 「ついで言うなら末っ子やんな。いっちゃん可愛がられとるポジション」
 「まあ実際末っ子で妹ですし、別にいいですけど……。父親役は跡部先輩ですかね?財力的な意味でも、メンバーを総括する意味でも」
 「ま、テメェら全員を養えるのは俺くらいしかいねぇだろうな」
 「ということは、母親は樺地ですね」
 「せやなぁ、樺地ぐらいしか跡部の亭主関白にはついていかれへんやろ」
 「じゃあ跡部先輩と樺地先輩が夫婦ということで」
 「ウス……」
 「どうでもいいがその“夫婦”って言い方はやめろ。樺地もウスじゃねぇ」
 「俺!俺は兄ですよね!の!」
 「あーもーそれでいいんじゃねぇの?つかが末っ子ってことになったんだし、跡部と樺地以外は大抵兄だろ」
 「え、でも私ジロー君はペットポジションかと思ってたんですけど……」
 「ええー、俺ペットなの〜?ちゃん酷いC〜」
 「芥川先輩、ペットは日々特に何をするでもなく寝ていられるポジションですよ」
 「あ〜……ならいいや」
 「んじゃ他のヤツらは兄貴ってことになんのか?」
 「ほんなら後は順番やな」
 「私、長男は宍戸先輩だと思います。責任感強そうだし、下の弟達をなんとかまとめようとして苦労してそう」
 「俺嫌だぞ、こんなタイプバラバラの弟まとめんの……」
 「頑張って下さい、宍戸先輩!」
 「お前が一番頭の痛ェ問題なんだよ……!」
 「あー、あと次男ってちょっと悩みません?忍足先輩とか要領良くて次男っぽいですけど、なんとなく向日先輩も次男っぽい気がします」
 「なら双子にでもすりゃいいだろうが。一応兄と弟に分かれるが、立場的にはそう変わらねぇだろ」
 「え、俺こんなとこでも岳人と組まされるんか」
 「何だよ、不満なのかよ侑士!」
 「いや、不満とはちゃうけど……こんな凸凹な双子もそうおらんやろ」
 「てめえ侑士!そりゃ身長か!身長の話か!!」
 「そら身長のこともあるけどやな、もっとこう内面もっちゅうか……いっっ!おま、脛は狙うなや!」
 「うっせえ、クソクソ侑士!」
 「あー、ったく!うっせえのは向日もだっつの!もういいだろ、お前らは双子!次だ次!後は長太郎と若だろ」
 「わあ、宍戸先輩、今の長男っぽかったですよ!」
 「鳳、面倒臭ェから余計なこと言ってねぇでさっさと決めろ」
 「……俺はとりあえず、コイツの下というのは癪です」
 「じゃあ日吉先輩が四男で、ちょた君が五男?」
 「いいんじゃねぇのか?それで。」
 「あっ、てことは俺がと一番近いんですよね!そうですよね!」
 「あーうん、そうそう。近い近い……」
 「…………本当に面倒臭いな、お前は……」



[02] では、この家族で今日から一つ屋根の下で暮らすことにします。率直な感想をどうぞ。

 「楽しそうですよね!皆一緒なんて」
 「え、ああ、まあ、そうだね。正直、ちょっと申し訳ないけどね……。『色々あると思うので最初から謝っておきます、すみません』って感じ」
 「あー……まあ確かに、色々めんどいこと多そうやんなぁ」
 「まあ、には悪ィけど、その辺ちょっとな……」
 「全員一緒っつーのは面白そうなんだけどなー」
 「マジ超楽しそうだC!俺結構寝ない自信あるー」
 「嘘吐くんじゃねぇよジロー。つーかこのメンツじゃ面白いってよりうるせぇだけだろーが」
 「とても、賑やかそう……です」
 「“賑やか”で済めばいいけどな。いっそ鳳とだけ隔離したらいいんじゃないですか」
 「ちょ、隔離って……。それって本当に家族なんですか」
 「二世帯のようなものだと思えばいいだろ」
 「つかそういうのって『家庭内別居』っていうんじゃねえか?」
 「何が悲しくて兄弟間で家庭内別居しなきゃいけないんですか……!」



[03] 家事はどなたが担当されますか?また、手伝ってくれる人はいそうですか?

 「やっぱ樺地じゃね?母親ポジションだし」
 「テニス以外も大概の技術コピーできんねやろ?」
 「あーん?当然だろうが。なあ樺地?」
 「ウス……」
 「あ、じゃあ手伝いは私がしますねー。樺地先輩と料理!和むー」
 「あっ、それなら俺も手伝うよ」
 「え?いや、それは別にいいよ」
 「ええ!どうして!?」
 「だって樺地先輩背ぇ高くて大きいし、そこに同じように体格の良いちょた君がきたらキッチン狭くなっちゃうじゃん。ていうかそこまで手伝いいらないと思うし」
 「ええ、でも……」
 「や、ホント大丈夫だから」
 「……うん、じゃあ、後ろから見守ってるね」
 「うわー……それこそできれば遠慮してほしいなぁ……」
 ー、もうスッパリ言っちゃえよ。鬱陶しいって」



[04] 家に入る収入はどのくらいになりそうですか?

 「そういえば跡部部長が父親役ということは、一応跡部家ということになるんですか?」
 「跡部グループトップの収入なんや、俺らには想像もできひんなぁ」
 「ハッ、当然だろ。簡単に把握できねぇ程度には稼いでやるよ」
 「赤字とかには無縁でしょうけど……家計簿とかってつけるんですか?」
 「ウス」
 「樺ちゃんつけるってー。Eー子だね〜」
 「お前はホントにマメな奴だな」
 「樺地先輩は主婦の鏡みたいな家計簿つけそうですよねー」



[05] テレビのチャンネルは争奪戦? また、家庭内のトラブルは起こりそうですか?

 「チャンネル争いは岳人とか宍戸がやりそうやんなぁ」
 「あ゛ー……そうだな、俺実際に家でそんな感じだし」
 「つか皆やんねぇの?」
 「俺テレビ見てても寝ちゃうー」
 「お前はそうだろうよ」
 「争うも何も、それぞれ見たいもん見りゃあいいだろうが」
 「うーん、そうですねぇ……うちは私もちょた君も一応自室にテレビあるんで……」
 「例え1台しかなくても当然に譲りますよ!」
 「くっそ、このブルジョア共……。一般家庭にある平均的なテレビの台数考えやがれ!あと答え分かりきってっから長太郎には聞いてねぇ!」
 「じゃあ侑士は?侑士は部屋にテレビねぇし、姉ちゃんいるじゃん」
 「いや、俺の場合普通に見たいもん見とったら姉貴やおかんもそれ一緒ンなって見たりするからなぁ」
 「あーくそっ、そうだった!侑士が見るもんなんて大体恋愛ドラマだった!」
 「若はそういうのねぇのか?あ、つかお前兄弟いたっけ」
 「兄が1人いますが、そんな下らない争いはしません」
 「ダメだよ日吉!先輩達はやってるんだから、そんな言い方しちゃ……」
 「お前は本当に余計なフォローが多いな、鳳……」
 「まあ、とりあえずチャンネル争いは向日先輩と宍戸先輩担当ってことで。他にトラブルって起こりますかね?」
 「担当ってお前……。あー、でも他にっつうと、やっぱ色々起こるんじゃねえの?それぞれ生活習慣とか違うんだしよ」
 「跡部とかはそんなん特に多そやなぁ。色々俺らとちゃうやろし」
 「まあその辺はしょうがないですよねぇ……。それもコミュニケーションのひとつってことで」



[06] 今月は赤字になりそうなので、節約をしなければなりません。どこを改善しますか?

 「何やってんだよ跡部ー、ちゃんと稼げよなぁ!」
 「お父さーん、ひもGよ〜!」
 「うるせぇ!俺様が稼いでんだ、そんなこと起こりうるはずがねえだろうが!」
 「いや、この話自体“もしも”の話なんだしそれ言い出したらお仕舞いだろ……」
 「ほんまやで。赤字云々はおいといて、つまりは節約の話せえっちゅうことやろ?」
 「節約ですか……何をすればいいんでしょうね」
 「はーい。私はまず最初に跡部先輩の贅沢を切り詰めていけばいいと思います。風呂上がりのシャンパンとか、薔薇風呂とか」
 「薔薇風呂!?うわっ、お前そんなことしてんのかよ跡部!!」
 「この前学校新聞の跡部特集で書いてあったの見てギョッとしました」
 「信じられない……。趣味を疑いますね」
 「ちょお待て。それやったらなんや、俺らも薔薇風呂入らなあかんのとちゃう?同じ家に住んどるっちゅうことはそういうことやんな?」
 「ええー!俺ぜってぇやだ!風呂上がる時ちょー花びらくっつきそう!」
 「や、そこは出る前にシャワー浴びれば済む問題やと思うけどな?それよか自分が薔薇風呂入っとるっちゅう構図が耐え難いっちゅうか……」
 「あったりまえだろ!そんなん跡部以外誰も入りたくねーっつの!」
 「テメェら、黙って聞いてりゃ好き勝手言いやがって……!」
 「じゃあとりあえず薔薇風呂は廃止で決定ですね!赤字黒字に関係なく!」
 「勝手に締めてんじゃねえぞ!!」



[07] お題:「とある休日の家族」で、想像&トーク開始!

 「それぞれバラバラに過ごしてそうですよね、普通に」
 「えっ、俺はと一緒に過ごすよ!?」
 「あ、うん、それはあえて言わなくても大丈夫だよ。多分皆予想してるだろうから……」
 「まあ、長太郎は聞くまでもねぇからな……。問題は他の奴らだろ?とりあえず俺はフリスビーでも持って犬の散歩行くわ」
 「え、いつの間に犬飼ってる設定に?あ、ジロー君のことですか?」
 「ちげぇに決まってんだろ!誰がジローの散歩になんか行くか!」
 「宍戸ー。言っとくけど俺、フリスビーとか追いかけないかんね?」
 「ンなこたぁ分かってんだよボケ!俺だってやりたくねぇよ!!」
 「やー、すみません。一応ジロー君がペットポジションだったんでつい」
 「別にいいけどよ……。犬がいねーんなら、多分部屋で音楽でも聴いてっかな」
 「俺は寝てるー」
 「慈郎の場合、『寝とる』よか『起きへん』っちゅう方が正しいんとちゃう?絶対夜寝てからそのまんまやろコイツ」
 「まあいいじゃん、ジローだし。猫だと思えばよくね?」
 「ああ、寝とるんが普通っちゅう感じか。まあポジションがペットやしな」
 「そーそー。それよか侑士はどうすんの?俺適当にゲーセンとか行くと思うけど、一緒に来るか?」
 「あー……岳人、アーケード好きやもんなあ。けど、俺は遠慮しとくわ。学校帰りなら付き合うてもええけど、態々休日にゲーセン行く気せぇへんし。読みたい本もあるしな」
 「えーっ、何だよつまんねー!じゃあ宍戸来いよ!やることねぇんだろ?」
 「あ?まあ別にいいけどよ」
 「日吉はどうするの?」
 「俺は部活がないなら父に稽古でもつけてもらう」
 「えっ、跡部先輩に?テニスの?」
 「……チッ、俺の実父に決まってるだろうが。古武術の道場に、稽古に行くんだ」
 「ま、まあ日吉先輩、落ち着いて……。ちょた君、悪気だけはないんで……」
 「それが余計にムカつくんだよ」
 「跡部、お前はどうすんだ?」
 「……そうだな、完全にオフなら、久しぶりにオペラでも観に行くのもいいかもしれねぇな。別にオーケストラでも構わねぇが」
 「あーはいはい、ブルジョワブルジョワ」
 「期待通りの答えやんなぁ」
 「樺地はー?アレ?瓶の中で組み立てるやつやんの?」
 「ウス」
 「でも見事にバラバラですね。一緒なの向日先輩と宍戸先輩ぐらいじゃないですか?」
 「俺とも一緒だよ?」
 「あーうん、そうだったね。でも私お菓子作るか編み物してたいんだけど……」
 「うん、手伝うよ!」
 「(菓子はともかく、編み物も手伝う気かこの人……?)」



[08] 大黒柱から、家族へ言いたいことはありますか?

 「いいかテメェら、俺様の言うことは絶対だ。逆らったら屋敷から蹴り出されると思え」
 「ええー、何ですかその理不尽すぎる一言。もっと他に何かないんですか、大黒柱らしいこと……」
 「ちゅうか屋敷って……。俺らそんなバカでかい家住むんか?俺、跡部ンとこみたいに敷地入ってから母屋までめっちゃ遠いとか嫌やねんけど」
 「同感。普通の一軒家でいいだろ、別に」
 「俺も、あんな華美な家に住みたくはないですね。落ち着かないに決まってますよ」
 「えー!漫画みたいで面白いじゃん跡部ン家!爺みたいなのいるし!あ、あとテニスコートもあるし!」
 「あー、確かに跡部ン家って飛び抜けてて面白いとは思うけど、やっぱ俺も住むのはちょっとなー。偶に行くだけだから“面白い”っつう感想で済んでるっつーか」
 「あ、俺は小さめの白い家が良いと思います!庭は小さくてもいいんで、イングリッシュガーデンにして……。跡部先輩の家より、そういう家の方がに似合いますよね!」
 「いや、ちょた君、別にどんな家がいいかとかそういう話してるわけじゃ……あれ、ていうか何でいつの間にか家の話になってるんですか?や、むしろ最初になんて質問されたんでしたっけ……?」
 「……ハッ、良い度胸じゃねえかテメェら……。おい、そこに横一列に並びやがれ!今言った通り、一人残らず蹴り出してやるよ!!」



[09] この家族をひと言で表すと?

 「一言で?このメンバーをか……?」
 「『氷帝テニス部』っちゅう括り以外何も浮かんでけぇへんなぁ。それかほんまに『濃い』の一言で終わってまうわ」
 「もういいんじゃね、『跡部と愉快な仲間達』的な感じで」
 「何だその頭の悪そうな名称は。勝手に俺の名前を使ってんじゃねえよ」
 「というか、どの辺りが愉快なんですか。むしろ不愉快過ぎるんですが」
 「適当極まりないですねー……。ていうか一言で表すってそういうことなんですか?」
 「あっ、でもそれなら『と愉快な仲間達』でも……」
 「断固拒否する」
 「え、でも」
 「断固拒否する」
 「う、うん、ごめんね、……?」
 「うん、分かれば良いよ……」
 「じゃあ『跡部と愉快な仲間達』で決まりなー」
 「決まってたまるか。勝手に使うなっつってんだろうが」
 「えー?もー面倒くせーなー。じゃあ『と愉快な仲間達』でもいいんじゃね?」
 「うわああぁ!何言ってんですかいいわけないでしょうが!!じゃあ『向日と愉快な仲間達』にすればいいじゃないですか!」
 「ばっか、嫌に決まってんだろそんなダセーの!」
 「ちょ、その“ダセーの”を人に押しつけようとしておいて何言ってんですか!」
 「あー、じゃあ『ジローと愉快な仲間達』にしようぜ!ほら、アイツ今寝ちまってるし!今のうち!なっ?」
 「またそうやって人に押しつけて……!」


 「……樺地、アイツらにそっと教えたり。別に『愉快な仲間達』っちゅうフレーズを使わなあかん訳とちゃうで、って」
 「…………ウス」



[10] では、今日のテーマ「このメンバーで家族を作るとしたら」のまとめをお願いします。

 「まとめっつーと?」
 「まとめようがないくらい好き勝手に話してた気がするんですが」
 「うーん……まとめっていうか、個人的な感想になっちゃいますけど……『色々面倒事も多そうだけど、何だかんだで結構楽しくやれそう』とか」
 「ま、色々言っててもいつもつるんでるメンツだしな。そこそこやれんじゃねーの?」
 「そうですよね!俺も、きっと楽しいと思います!」
 「でもまとめってこんなんでいいのか?あーもー、まとめとかよく分かんねー」
 「もうこういうんは部長に任せとったらええんとちゃうか」
 「テメェこういう時だけ押し付けんじゃねぇよ」
 「ええやん、早よバシッとキメたり。ほらファンが待っとんでー」
 「チッ、癪に障る言い方しやがって……別にこれといってまとめることもねぇよ。家族だろうが何だろうが、俺様が完璧な指示を出してやる。テメェらはそれをきっちりこなせばいいだけだ。普段と何ら変わりねぇ、以上だ」
 「きゃー跡部様かっこいいー抱いてー」
 「……何のつもりだジロー」
 「え、ファン。跡部やる気出るかと思って」
 「出るかよこの馬鹿。逆に削がれるに決まってんだろーが。無駄なこと言うぐらいなら黙って寝てろ」



[--] お疲れ様でした。

 「あー……何か変に疲れた気がしなくもねぇな」
 「やー、お疲れ様です」
 「何、もうこれ解散?」
 「おい跡部、お前が寝ろ言うてから慈郎のヤツほんまに寝よったで」
 「ああ?この短時間でかよ……」
 「先輩、起きて下さい。もう解散だそうですよ」
 「ん゛あ〜」
 「……もうその辺に転がしておいたらいいんじゃないですか」
 「いやいや、流石にそれはまずいでしょう……」
 「ほんならいつも通り樺地に頼むしかないんとちゃう?」
 「チッ、仕方ねぇな……運べ、樺地」
 「ウス」
 「んじゃもう帰っていいのかー?」
 「ああ、解散だ。テメェら明日遅刻すんじゃねーぞ」
 「そりゃジローのヤツに言えっつの」










「このメンバーで家族を作るとしたら」で座談会
(質問配布元:あなぐら